Google Adsenseは多くのアフィリエイトブログが採用しているクリック課金広告です。ブログの空いている場所に広告を貼りつけて、クリックされれば一定の収入が入る仕組みです。
しかし「一度設定すれば手間暇かからないし、楽そう」と、やってみたはいいけれど、広告がほとんどクリックされないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回はGoogle Adsenseで稼ぐ基本を解説します。
サイトのアクセス数を増やす
基本的にGoogleアドセンスで得られる収入は、広告の単価×クリック数で決まります。
サイトへのアクセス数に比例して、収入もアップしていきます。大きく稼ごうと思ったら、アクセス数をあげる工夫する事がマストです。
ここでは、アクセス数をあげるポイントについて解説します。
初心者がアクセスを集めやすいトレンドアフィリエイト
ブログを始めたばかりの初心者が、アクセスを集めやすいのは、話題の商品や新着ニュースを扱う「トレンドアフィリエイト」と呼ばれる手法です。
例えば人気のあるテレビ番組やドラマの話題は、誰でもが気になるところであり、いち早く記事を投稿できれば、大きなアクセスが見込めます。
未来記事で大量のアクセスを集める
トレンドアフィリエイトでは、記事を投稿するタイミングが重要です。
ホットなキーワードで記事をかいている「ライバル」はたくさんいる訳ですから、せっかく記事を書いても、タイミングを逃してしまうと、まったくアクセスは集まらなくなってしまいます。
その対策として、これから流行しそうな話題やモノのネタを先回りして取り上げる、つまり「未来記事」を発信するという方法があります。
一例として、公開前の新作映画や、制作発表されたテレビドラマの話題を先取りして、それをネタに記事を書いていきます。
人気のあるタレントさんの「プロフィール」が掲載されているサイト等で、「今後の予定」を調べれば、たいてい掲載されているでしょう。
「先回り」して記事を書くことで、いち早く記事を投稿できれば、爆発的なアクセスも期待できます。
SNSと連携する
記事を書きあげたら、ブログの投稿と同時に、SNSへも投稿しましょう。SNSで拡散されれば、より大きなアクセスを集められる可能性があります。
キーワード選定ツールを利用する
ブログにいくら記事を投稿しても、なかなかアクセスが上がっていかない方は、キーワードの選定ツールを利用してみましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、もともとは、リスティング広告を利用するユーザーのために、Googleが提供しているツールです。
しかし、広告を掲載する側にも、新しいキーワードや検索ボリュームを調べるだけでなく、過去の傾向データ等を調べられるという便利なツールです。
また、入力した単語やフレーズに関連するキーワードの取得、キーワードに対する競合性を知る事も可能となっています。
good keyword
good keywordは、調べたいキーワードを入力すれば、そのキーワードに関連があるキーワードを簡単に探せるツールです。探した関連キーワードをリスト化しておき、そのキーワードを利用して記事を書いていくのも一つの方法です。
キーワードを効果的に利用するには
いくつかのキーワードが見つかり、記事にする場合、ブログのタイトルにいくつものキーワードを入れ込んでしまうと、逆効果です。
Googleでは、タイトルに1~2個、記事内には上位表示させたいキーワードを、全体の6%くらいに収めることが推奨されています。
全体のバランスを考えて、あくまで訪問者がわかりやすい記事を書く事が大事です。
アドセンスのクリック率をあげるには?
アドセンスで収入を増加させるためには、PV数にプラスして、広告のクリック率も重要な要素であると言われています。
アドセンスのクリック率とは
アドセンスのクリック率はCTRという言葉で表されています。
クリック率とはクリック数÷PV数をパーセントテージで現わしたもので、つまり100PVに対して何クリックあったかという数値です。
アドセンスの平均クリック率は、0.8%〜2.0%と言われています。
アドセンスの広告単価
1クリックあたりの広告単価は、表示される広告の内容によって変動がある為、一概には言えませんが、平均で30~40円と言われています。
クリック率を改善するには
仮にPVが100000あり、広告のクリック単価が30円とした場合、クリック率が1%の場合の収益が30000円、1.5%の場合は45000円と0.5%の違いで、かなりの差が出てきます。
クリック率をあげるために有効な方法として、「定番」と呼ばれる広告の貼り方があります。ここからは、基本的な広告の種類と、広告の貼り方について説明します。
アドセンス広告の種類
始めに、アドセンスにはどんな広告があるのか理解しておきましょう。
アドセンス広告は大きく分けると次の3種類になります。
ディスプレイ広告
代表的なアドセンス広告で、サイトのヘッダー、サイドバー、記事の中や記事下等、どこにでも使いやすい広告です。また、広告を新規で作成する際にサイズを「レスポンシブ」に設定しておくと、サイトのレイアウトに合ったサイズのアドセンス広告が自動で表示されます。
インフィード広告
インフィード広告は、カテゴリーページなどの記事一覧が表示される部分に広告を設置することが可能な広告です。ネイティブ広告(文字やフォント、レイアウトが記事にあわせて調整される広告)が採用されています。
記事内広告
記事内広告は、記事の中に入れる事を目的としています。インフィード広告同様、広告が記事に溶け込むように自動的に調整されます。
アドセンス広告はサイトのどこに貼ればいい?
パソコンの画面を見る場合、人の視線は左上⇒右上⇒左下⇒右下の順に動くと言われています。その動きに合わせて、広告を貼るというオーソドックスな貼り方を紹介します。
ディスプレー広告を記事タイトルの下と、サイドバーの上下どちらか一か所(両サイドバーなら4か所の内の一か所)、記事下の3か所に貼りつけましょう。
記事内広告は、記事の見出し(H2)の下に貼ります。
インフィード広告が利用可能なら、カテゴリーや記事一覧に貼りつけましょう。
スマートフォンへの貼りつけは?
最近ではPCよりもスマートフォンユーザーが増えたため気になるところですが、たいていはレスポンシブ(PC、スマホの両方に対応しているサイト)になっているため、原則PCと同じで大丈夫です。
スマートフォンの場合、PCのサイドバーは記事の下に表示されます。また、PCと違い表示部分が小さいため、広告のイメージがPCと異なるケースもあります。
記事内の広告ばかりが目立つと訪問者に嫌われる場合もあるため、自身のスマホで確認しましょう。
収入の目安は
ブログにアドセンスを設置して収入を得ようとしている場合、気になるのは「どの位の記事数をかけば、そこそこの収入になるの」という事でしょう。
一般的に、100記事あれば月10万円ぐらいの収入が可能と言われています。
ただし、記事を量産しているだけで、内容が伴わない、訪問者がすぐにページから離脱するようなサイトでは、広告がクリックされる事も望めません。
良質な記事をコツコツ書き続けるのが、重要という事ですね。
広告を貼りつける際の注意点
広告の貼りつけが完了したら、しばらく運用してみて、各広告のクリック率を見ながら、適宜修正を加え、ベストの場所をみつけていきましょう。
アドセンス広告は、一つのページに何枚といったルールは今のところありません。
しかし、Googleが広告の掲載を許可している条件に「広告が配信するページのコンテンツよりも多くならないこと」と「記事コンテンツが、価値ある情報を提供していること」があります。
ページ内がほとんど広告だけというサイトでは、上記の条件を満たしているとは言えないため、広告が表示されない可能性もあります。
アドセンス広告を貼る前に、コンテンツの充実に努めましょう!
アドセンス広告の覚えておきたい禁止事項
Googleアドセンスを利用する際には、いくつかの「禁止事項」があります。
AdSense プログラム ポリシーからいくつか抜粋し紹介しますが、記事を書く前に熟読しておきましょう。
自己クリックは禁止
自分のサイトに掲載したアドセンス広告を自分でクリックするのは禁止です。また、友人や知人に依頼するのも禁止です。
サイトの中に「よかったら、クリックし下さい!」といった、クリックを誘導するような文章を記載する事も禁止です。
最初の内は「ちゃんと広告が開くのだろうか?」とか、気になる広告で思わずクリックしてしまったという事があるかもしれませんが、もちろんNGです。
誤クリックを促す掲載方法
上記と関連しますが、他のコンテンツに入れ込むようにアドセンス広告を配置し、クリックを促すような貼り方は禁止です。ようするに、広告である事をわかりづらく操作するのはNGという事です。
スポンサーリンク・広告の表記
他のコンテンツと区別するために、アドセンス広告の上に「スポンサーリンク」あるいは「広告」という文字の表記が義務付けられています。これ以外の「PR」や「オススメ」「スポンサー」といった表現は禁止です。
ポップアップ・追尾エリアへの掲載禁止
広告が別ウィンドウで開いたり、マウスについてきたりするエリアへの掲載は禁止です。
著作権を侵害しているコンテンツ
書籍や他サイトから、そのままコンテンツを転載することはNGです。また、有名人やキャラクター写真等、著作権で保護されている画像を断りなく掲載する事も禁止されています。
アダルトコンテンツ
アダルトコンテンツに関しては、厳しい制約があります。また、あきらかなアダルトではなくても、露出が多い女性の写真(例えば水着)もNGになるケースがあるので、掲載しない方が無難でしょう。
薬物・酒・タバコ関連
麻薬や違法ドラッグに関する記事、お酒ではビール・ウイスキーなど、処方箋が必要な医薬品(市販薬はOK)、タバコ(電子タバコ含む)に関する記事はNGです。ただし、お酒はワインやシャンパンならOKとの事。
このへんの線引きはよくわかりませんね。
ポイントサイトや情報商材の紹介
よくあるポイントサイトの紹介記事への掲載は禁止です。最近のポイントサイトの多くでは「友達紹介」という2段階の紹介システムがあるため「マルチ商法」とみなされているためかもしれません。
情報商材でも禁止の内容があるため、注意が必要です。
終わりに
Googleアドセンスを始めようとしている方、または始めたばかりの方へ向けて、今回はアドセンスで収入をあげるための方法について紹介しました。
基本的な方法になりますが、この記事が少しでもお役にたてば幸いです。