読者の心に響くライティングスキル構築法

インターネットビジネスで必要なスキル、それはライティングスキルです。

インターネットは人と顔を合わさない変わりに、文章や画像、映像などで相手に自分を伝えます。

インターネットビジネスでもおなじみのブログや電子書籍、ネット販売などでも文章で相手に思いを伝えなければなりません。

インターネットビジネスを始めたいけど、ライティングなんてやったことないしどうすればいいんだろうと悩んでいる初心者の人向けに、読者の心に響くような記事を作成できるよう、ライティングについてご紹介していきます。

何を伝えたいのか

女性

まず最初にあなたが記事の中で何を伝えたいのかを明確にします。

これがテーマですね。

この記事でいう「読者の心に響く記事を作成しよう!」という大きな題名になります。

読者に何を伝えたいかをはっきりと決めておかなければ、どんな内容を書けばいいのかわからないですよね。

あなたが読者に伝えたいことを決めて、それをテーマにしましょう。

誰に伝えたいのか

記事のテーマが決まったら、次はどんな人物に向けた記事にするのか、読者層をイメージしていきましょう。

何かを伝えるときは、相手がいなければなりません。相手がいないのに記事を書いても、誰の心にも響かない内容になってしまいます。

誰に向けた記事なのかを明確にすることで、あなたの中に伝えたい相手の人物像がイメージできると思います。

例えば、40代の女性に焦点をあてた記事を書くのもいいですが、40代の専業主婦で子どもを3人育てている女性に向けた記事を書いたほうが、よりリアルに人物像をイメージできます。

読者層を細かく設定することで、相手に伝える文章を書くのも書きやすくなります。

ちなみにここでは、「インターネットビジネス初心者でライティングスキルを身につけるためにどうしたらいいか悩んでいる人」を想定して記事を執筆しています。 

全体の構成をイメージする

パソコン

テーマと読者層が決まったら、全体の構成を作っていきましょう。

テーマが決まったからと文章を書き始めても、途中で違う方向にいったりして最終的にテーマと関係のないところにたどり着いてしまう可能性があるからです。全体の構成を先に作ったほうが、記事全体のまとまりもよくなります。

どんなテーマの記事を書くにしても、全体の構成はあまり変わらないので、1つ自分の構成図を作成していてもいいかもしれません。

全体の構成のポイントは「起承転結」を意識することです。

文章を書く上での基本となりますが、基本的にはこのように全体を構成しましょう。

見出しを作成する

全体の構成ができたら、細かい見出しを作成していきます。

全体の構成だけで文章を書くこともできますが、特に何万文字も書くような長文になると、一つの見出しに長い文章を書くよりも、大見出しに小見出しを作って書いていったほうが読者も読みやすく、わかりやすいものに仕上がります。

また、書き手にとっても小見出しがあることで、ここで何を伝えればいいかが明確になり、文章を書きやすくなります。

記事を作成する

全体の構成と各章の見出しが決まったら、いよいよライティングに移っていきます

各見出しに沿って、伝えたいことを書いていけばいいのでどんどん執筆できると思います。

その時に意識してほしいのが、「とにかく手を動かす」ということ。途中で文章がおかしくないか、変な言い方になっていないかなどは気にすることありません。

あなたが伝えたいことを、思うままに書いていきましょう。

書いた記事を読み返す

文章が書き終わったら、ここで文章を改めて読み返していきます。

書いているときに見直していると、その場その場で手が止まってしまうし、何を伝えようと思っていたのかがわからなくなってしまうこともあります。

なので、文章を書くときは書くことに集中し、書き終えてから全体を読み返してみましょう。

記事を読み返す時にチェックすべき4つの項目をご紹介しておきます。

①誤字脱字はないか

基本的なことですが、文字の間違いがないかをチェックしていきましょう。

単純な入力ミスもあれば、漢字や仮名変換の間違いがあることもあります。

意味が違う漢字変換になっていないかも確認しましょう。

②言葉遣いや代名詞は適切か

文章はですます調で書いたほうがいいですが、記事によってはいろんな言葉遣いで書いていくと思います。

丁寧語とタメ口が変に混ざっていないか、不適切な言葉遣いをしていないか等確認していきましょう。

また、漢字にせずあえてひらがなにしたほうがいい文字などもありますので、漢字や仮名のバランスも考えていきましょう。

あとは、読者に難しすぎる表現を使っていないかもチェックし、わかりやすい言葉で書くのも重要です。

代名詞についても、「あれ」はどのことを指しているのか、「この人」とは誰のことなのかがわかるような文章になっているかも確認し、不明な場合は言い回しを変えてください。

③読みやすい文章か

同じ言葉を何度も使うと、非常に読みづらい文章になります。

例えば、「まずは○○をしましょう。そして△△をしましょう。さらに□□をしましょう。」と、末尾が全て~しましょうになっています。

読んでてなんかしっくりいかないですよね。

「まずは○○をしてから△△をしましょう。そして□□をするのがおすすめです。」のように、末尾を少し変えただけでも文章に変化があって読みやすくなります。

読みやすい文章を意識するときは、声に出して文章を読んでみましょう。そうすることで、自分で言葉のリズムがおかしいことに気づくはずです。

似たような表現は1つにまとめてみたり、同じ言葉を使うのではなく、同じ意味でも違う言葉を使うことで新鮮な文章に感じることもあります。

④適宜改行がされているか

誤字脱字のチェックや文章全体のリズム、表現などをチェックして修正をしたら、最終的に全体の文字バランスを整えていきましょう。

文字がずらずらと並んだ長文は一目見ただけで読みたくなくなりますよね。

せっかくいい文章が書けても見た目で読んでもらえなければ意味がありません。

そういう時に効果的なのが「改行」です。

改行しながら文章を書くことで、文のまとまりができますし、見た目にも読みやすいので、長文でも読者が読もうという気になってくれます。

また、文字の装飾や太字にして強調を加えることで、文にインパクトが出てきます。

文章の中で、特に強調したい言葉や文には太字やマーカーをつけて読者に印象付けましょう。

プレビューで全体の構成を再確認

全ての構成チェックが完了したら、公開する前にプレビューで確認します。

下書きの段階で大丈夫でも、実際アップしたらおかしなことになっていたということは多々あります。

ウェブで公開するときと同じ状況でプレビューをして最終チェックをしましょう。

プレビューで問題なければ、公開ボタンを押せば完了です。

プレビューの確認の際、できればパソコン、スマートフォン、タブレットなど複数の端末で表示確認することをおすすめします。

読者はどの端末を使うのかわからないので、どの端末で見てもきれいに表示できるようにしておきましょう。

さいごに

ライティングについてご紹介していきましたが、ここでご紹介しているライティングの基礎ができればライティングのスキルを身につけることができます。

まずはどんどん記事を執筆して慣れていきましょう。

後は、いろんな情報に耳を傾けて自ら情報収集していく努力も必要です。