インターネットが世の中に出回り始めたころから使われているのが、メールマガジンこと「メルマガ」です。
インターネット業界は移り変わりがとても早く、運営側も常に監視しているので、いろんなコンテンツが終わりを迎えてしまっています。
オワコンという言葉がインターネット流行語に選ばれるくらい、ここ最近のネット業界は移り変わりが激しいです。
そんな中、インターネットが始まった初期から存在するメルマガだけはいまだ健在です。
そして、多くの人に今も愛用され利用されています。
新しいものが好きな人には、「えーメルマガ?」と思うかもしれませんが、メルマガの良さをここでしっかりご紹介させていただきます。
メルマガが長年愛されている理由
私は、2010年にネットビジネス界に参入しました。
その頃のネット業界はビジネスの手段も少なく、私が当時知っていたのはブログかメルマガ、ヤフオクといったものでした。
それだけ選択肢が少ない中、私はメルマガを利用した手法でネットビジネスを始めました。
当時のメルマガでできることはいたってシンプルで、まずはメルマガを読んでくれる読者をたくさん増やすこと、そして読者に対して商品を販売するということです。
時代とともに、メルマガと並行してステップメールを活用した自動メール送信システムを導入することで、より高度なメルマガ配信ができるようになってきました。
しかし、メルマガの目的は基本的に変わりません。
メルマガの後、LINEがビジネス向けにLINE@を立ち上げて、LINEで情報を配信するというサービスを始めました。
多くのネットビジネスをしている人が、新しいビジネスチャンスを獲得すべく、LINE@に乗り出したことでしょう。
しかし、2019年4月からLINE公式アカウントに統合し、従量課金制になりました。
そのせいで、毎月高額な使用量を払わないと今までと同じような機能を使うことができなくなったのです。
メルマガのいいところは、このように時代の流れに左右されないということです。
新しい手段を好む人たちは「今さらメルマガ?」と馬鹿にするかもしれませんが、「今だからメルマガ」なんです。
時代の流れが止められない現在、どんな原始的な手法でも時代の流れに左右されることなく安定した収益を出し続けているメルマガこそ、本当の意味で「本物」だと思っています。
ちなみに私はネットビジネス業界に参入してから10年以上経っていますが、いまだにメルマガのみで活動し、安定した収益を手に入れています。
メルマガの利用方法
原始的だといえるメルマガが、今も利用され愛され続けていることはご理解いただけたと思います。
一言メルマガとはいっても、稼ぎ方はいろいろあります。
あなたがどの方法で収益を稼ぎたいかでメルマガの利用方法が変わってくるのです。
収益を上げるためのメルマガ利用方法をご紹介していきますので、自分がどんな方法で収益を上げたいのか考えてみてください。
メルマガ収益術1 商品の販売
メルマガの一般的な活用術といわれているものですが、メルマガを使って商品を販売して収益を得る方法です。
自分で何を販売したいか商品を決め、メルマガの中で商品の紹介をしていき、最終的に商品を販売していきます。
メルマガで、まずは自分のことを知ってもらい読者の共感を得られるところから始めます。
自分のことを話した後、商品を販売するに至った経緯、商品への思い、商品を使用することで得られるベネフィットなどを紹介していくことで、読者の購買意欲を高めていきます。
そして、商品の販売告知と商品についての説明や実際の利用者のリアルな声を配信していき、最終的に販売ページにて商品を購入してもらいます。
メルマガは1対多数ではあっても、読者のメールアドレスにダイレクトに送られるため、読者からすると1対1の関係を保つことができます。
1対1というのは読者にとってもとても安心できる信頼性のある関係だといえます。
それだけメルマガでは濃厚な関係を築けるので、メルマガでの成約率は高いです。
また、自分で開発、販売に至った商品を売るのはもちろん、自分で商品を販売しなくても、すでに販売している商品を紹介して利益を得るという方法もあります。
その場合は、商品についての知識も勉強しておかないといけませんし、しっかり商品の魅力をメルマガで伝えなければなりません。
また、商品を販売している会社についても知っておかなければならず、本当に売れる商品なのかリサーチも必要です。
商品販売だけでなく、資料請求や案件説明会などに参加するための集客アフィリエイトで収入を得ることもできますので、興味のある人は調べてみてください。
メルマガ収益術2 広告塔になる
メルマガ収益術1では、自分で商品を販売するもしくは商品を紹介してそのアフィリエイト収入を得る方法をご紹介しましたが、広告塔になるのは商品を販売する必要はなく、あなたのメルマガを広告として利用することで収益を得る方法です。
企業や個人事業主などに依頼を受けて、あなたのメルマガで号外広告として紹介していきます。
商品が売れる売れないにかかわらず、企業や個人事業者と契約を交わし、広告を配信する変わりに広告料がもらえます。
自分が広告塔になるためには、広告塔になりえるだけの多くのメルマガ読者がいなければなりません。
数十人、数百人程度ではあなたに広告の依頼は来ないでしょう。
理想とするのは数万人のメルマガ登録者がいて、常に1000件を超える反応があると企業からも信頼してもらえて数十万円での広告契約をしてもらえます。
ただ、メルマガ登録者が数千人でも数万円程度で広告を依頼したいという企業はありますので、自分から積極的に営業をしていきましょう。
広告契約が結べると、自分で何もしなくても広告料が入ってくるのでコストや労力がかかりません。
そのためにも多くのメルマガ登録者数を集める努力は日頃からしておきましょう。
メルマガ収益術3 メルマガ自体を有料化する
メルマガの配信を有料化する方法もあります。
まぐまぐの有料メルマガは御存じでしょうか?
有料メルマガでは有名なものになりますが、メルマガ登録者は月額料金を払ってあなたのメルマガを受け取ります。
メルマガの頻度は自分で決めることができますが、週1の配信でも読者の数によって毎月収入が得られます。
まぐまぐでは、有料メルマガ登録者の50%の収益を得ることができるので、月額1000円でメルマガ配信をすれば、1000人の読者がいると毎月50万円の収入があります。
メルマガ自体が有料になるので、読者はあなたのメルマガの内容にそれだけのお金を払う価値があると感じるのかは重要です。
月額に見合うだけのレアな情報を配信していかなければメルマガ登録者も増えていきません。
しかし、安定してメルマガ登録者が増えてくれれば、配信する側はあらかじめ準備した内容を登録した読者に順番に配信していくよう自動で設定しておけば、何もしなくても収益が得られる仕組みが構築できます。
もし、あなた自身が誰にも負けない強みを持っているのであれば、それを武器に有料メルマガを始めてみてもいいのではないでしょうか。
メルマガで賢く収益を上げるコツ
メルマガは、単純ですが目的に応じて収益を上げる方法はいくつもあります。
自分に合った方法で収益を上げるのが一番ですが、実際メルマガで稼ぐにはどうしたいいんだろうと悩む人もいると思います。
もし、この記事を読んでメルマガを始めたみたいという人のために、どのような順序でメルマガを進めていけばいいのかご紹介しておきますね。
①メルマガの配信を始める
まずは、メルマガ読者を集めることから始めましょう。メルマガを配信しなければ、メルマガ登録できません。
地道にメルマガを配信していくことで、あなたに興味や関心を持つ人が少しずつ出てくるでしょう。
ここでは収益は気にしないようにしましょう。
あくまでも読者とのコミュニケーションツールとして利用していきます。
②商品販売を開始する
メルマガ読者がある程度増えてきて、関係性を築けるようになってきたら、商品を売り込んでいきましょう。
これは、先にご紹介したメルマガ収益術1にあたります。
商品を販売することであなたにも収益が出るようになりますし、さらに読者との共通点もでき、関係性がさらに深まるでしょう。
③広告塔での収益も開始する
メルマガを通して商品を販売できるようになったら、あなたのメルマガ登録者もそれなりに増えてきていると思います。
メルマガ登録者が1000人を超えたあたりから、号外広告を出せる企業や個人事業主を探しましょう。
ここはメルマガ収益術2でご紹介しましたよね。
営業をかけるのは大変かもしれませんが、この努力は後に自動収益化を生み出すのでしっかり自分の媒体を売り込んでいきましょう。
もちろん、これまで通り自分の紹介する商品を販売しながらでいいのです。
④メルマガの有料化
メルマガで商品が安定して売れるようになり、広告としても利用できるようになったら、最終的にメルマガ自体を有料化してみましょう。
ここまでくれば、メルマガではなくあなた自身へのファンがたくさんついていることだと思います。
メルマガを有料化するには、メルマガの内容だけでなく、あなた自身の価値も認められた方がより登録者の増加につながります。
メルマガ収益術3でご紹介したまぐまぐを利用してもいいですし、他の有料メルマガサイトを使ってもいいでしょう。
収益化できるものはどんどん、取り入れていってください。
さいごに
インターネット初期から存在する「メルマガ」。
その良さが十分伝わったかと思います。
古いからと視野に入れないのは間違いです。
古くても、いまだに利用されているということには訳があります。
時代の最先端を行くことももちろん大事ですが、時代に流されないメルマガはこれからのあなたに大きな利益をもたらすことでしょう。
メルマガを活用しつつ、新しいツールや媒体を併用して収益を拡大させていきましょう。