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「個人でKindle出版して、どのくらい儲かるものなのか?」と、気になっている方も多いと思います。

そこで、過去に200冊以上出版した経験を元に、具体的なデータを公開しながら解説していきます。

Kindle出版は儲かるのか?

電子書籍

結論から言うと、求めている収入額次第です。

基本的にKindle出版には費用が掛かりませんので、売れた分だけ利益となります。

そして、月収5万円~10万円ほどのお小遣い稼ぎで良いのであれば、あなたにとって「Kindleは儲かる」と言えるでしょう。

それくらいでしたら現実的で、比較的簡単に達成することができます。

ですが、印税だけで生活できるくらいの収入を求めているのでしたら、Kindle本のみの売上では厳しいです。

※Kindleを間接的に利用して毎月数十万円稼ぐ方法もあるのですが、それについては後ほどお話します。

以上のことを前提に話を進めていきます。

Kindle本からの収入を公開

Kindle出版がどのくらい儲かるのか、実際に2つのデータを公開します。

まずはこちら。

Kindle出版 収益

Kindle出版 収益

この記事を書いている時点での私の販売状況で、本記事作成より2ヶ月分のデータになります。

2ヶ月の売上

販売数:284冊 = 58640円(1冊辺りの印税=206円)

読み放題ページ数:340793ページ = 170396円(1ページ辺りの印税=0.5円計算)

合計229,036円

※販売価格250円~500円 印税は70%

これは61日分のデータなので3754円/1日、月収にして116,000円ほどになります。

金額は大小さまざまですが、毎月売上を上げてくれる書籍は約50冊ほどあります。

もちろん他には既に売れていない書籍もあるので、そういった書籍は企画を変えて再出版することで売上を上げてくれる書籍に変えるノウハウなどもあります。

ある程度それなりに売れるジャンルを選定して、無名の個人が何となく出版すると、だいたいこれくらいの売上に落ち着くと思います。

(継続していると毎月の印税も少しずつ上がっていきます。)

情報追加:直近3ヶ月の印税 2/15アップ

前回、継続し続けることで少しずつ印税もアップしますとお答えしていましたが、前回のデータ(2021年8月~9月)より更新しました。

2021年11月~2022年2月中旬までのデータです。

Kindle出版印税実績3か月分

Kindle出版で儲けるためにやるべきこと

電子書籍

生のデータを公開したところで、ここからはKindle本でより多くの収入を得る方法を紹介します。

Kindle本を量産する

無名の個人がKindle本である程度の収入を得る場合、量産するという手があります。全くひねりはありませんが、毎月3000円売れる本を10冊作れば、月収3万円になります。

量産する際は同ジャンルで関連したKindle本を作っていきましょう。

「このような書籍も出版していますので、ぜひ読んでみてください」

と、Kindle本の中で違う書籍を告知しやすくなるからです。

さらに、Amazonのシステムが自動的に集客もしてくれます。

販売価格を250円以上にする。

Amazon Kindleでは、

250円以上の書籍=印税70%

250円未満の書籍=印税35%

このような規約があります。

販売価格は99円から設定できますが、印税目的なら250円以上に設定しないと利益は微々たるものになってしまいます。

抱き合わせのセット販売をする

無名の人が書いたKindle本は250円でもなかなか売れないものです。

そこで、

99円の電子書籍を3冊販売

その3冊を1冊にまとめて250円で販売

このようにすることもできます。

買い手は安くお得に購入できますし、あなたの利益も高くなるのでWIN-WINと言えるでしょう。

連載形式にする

一巻を99円で販売して多くの人に読んでもらい、二巻以降を250円で販売するという方法もあります。

Kindleでは90日に一度、5日間の無料キャンペーンも行えますので、それを利用して定期的に一巻を無料配布するのも効果的です。

Kindle Unlimitedに対応させる

先ほどご覧いただいたデータからもわかるように、Kindle本の売上の多くはKindle Unlimited(読み放題サービス)によるところが大きいです。

Kindle Unlimited以外ではほとんど売れないケースもあるので、特別な狙いや理由がない限りは読み放題に対応させましょう。

Kindle Unlimitedに対応させるには「KDPセレクトに登録」する必要があります。

自分のアフィリエイトリンクで売る

自媒体で宣伝する場合、Amazonアソシエイトのアフィリエイトリンクで自分のKindle本を紹介することもできます。

これにより、Kindle本の売上にアフィリエイト報酬を上乗せすることが可能です。

例えば99円のKindle本を販売した場合、

Kindle本の売上=32円
アフィリエイト報酬=7円
このように合計39円の売上になります。

少しでも収益を増やしたい場合は、自分のKindle本を自分のアフィリエイトリンクで告知してみてください。

同ジャンルの有名書籍を紹介する

詳しいルールは公開されていませんが、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という欄にあなたの書籍が掲載されることがあります。

Kindle

自分のKindle本と有名書籍が同時に売れれば、有名書籍の販売ページにあなたの書籍が掲載され、露出が増える可能性があるということです。

ですので、書評ブログなどを運営してみるのも効果的かと思われます。

リストを集める

本記事の冒頭で、「Kindleを間接的に利用し、毎月数十万円稼ぐ方法もあるのですが」とお伝えしましたが、その方法を解説します。

私がKindle本で稼いでいる方法は、

  1. Kindle本を出版する
  2. Kindle本からメルマガ読者を集める
  3. メルマガ読者に対して自商品を販売する

このような流れで自動的に数十万円の報酬を得るというものです。

自分の商品がない場合はアフィリエイトでも同じことができます。

具体的な手法は全てこちらで解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

「Kindle出版はどのくらい儲かるのか?」そして「儲けるためにやるべき施策」についてお話してみました。

Kindle本は数万円のお小遣い稼ぎとしては敷居が低いですし、「自媒体を大きくするという集客目的」「ランキング1位という実績作り、ブランディング目的」など、様々な使い方もできます。

完全無料で取り組めるのでリスクもありませんので、まずは試しに数冊出版してみてはどうでしょうか?